Azure Cosmos DB についてお話ししましょう。Cosmos DB は、5つの整合性モデルから選択できる、高速でスケーラブルなデータベースです。整合性モデルとは、データが同期される方法や速度を決定するものです。
整合性モデルにはどのようなものがありますか?
前回の復習ですが、整合性モデルには、強固、有界整合性制約、セッション、一貫性のあるプレフィックス、最終的という5つのモデルがあります。
それぞれの整合性モデルの特徴は何ですか?
強固な整合性は、最も厳密な同期を行い、データがすぐに更新されることを保証します。しかし、パフォーマンスが低下する可能性があります。
有界整合性制約は、強固な整合性と同様の保証を提供しますが、更新が遅延することが許容されます。これにより、パフォーマンスが向上します。
セッション整合性は、特定のセッション内でのみ一貫性が保証されます。これは、多くのシナリオで最適な選択です。
一貫性のあるプレフィックスは、データが順序どおりに更新されることを保証しますが、完全な同期は行われません。
最終的な整合性は、最も緩い同期レベルであり、最大のスループットと最短の待機時間が得られます。
いっぱいありすぎて消化不良を起こしそうです。どの整合性モデルを選ぶべきですか?
それはアプリケーションの要件によります。一般的には、セッション整合性が推奨される選択です。しかし、強力な整合性が必要な場合は、有界整合性制約を選択することができます。
API によって選択肢は変わりますか?
はい、API によって適切な整合性レベルの選択が異なります。SQL API や Table API を使用する場合、上記で説明した整合性レベルの選択基準が適用されます。
Cassandra、MongoDB、Gremlin APIを使用する場合は、Azure Cosmos DBが提供するネイティブAPIと整合性レベルのマッピングを参照する必要があります。
整合性レベルを変更すると、どのように影響がありますか?
整合性レベルを変更すると、データの読み取りと書き込みのパフォーマンスや一貫性に影響があります。強力な整合性を選択すると、すぐにデータが更新されることが保証されますが、パフォーマンスが低下する可能性があります。逆に、最終的な整合性を選択すると、スループットが最大化され、待機時間が短縮されますが、データの一貫性が低下する可能性があります。
実際のアプリケーションで整合性レベルをどのように選択すべきですか?
実際のアプリケーションでは、以下のような要素を考慮して整合性レベルを選択することができます。
必要なデータの一貫性レベル
読み取りと書き込みのパフォーマンス要件
スループットと待機時間の最適化
データの耐久性
これらの要素を考慮して、最適な整合性レベルを選択することが重要です。
整合性レベルを変更する方法はありますか?
はい、Azure Cosmos DBでは、アプリケーション層でカスタムの整合性レベルを作成することができます。これにより、パフォーマンスを損なうことなく、さらに高いデータの耐久性を実現することができます。
整合性レベルの選択についてもっと学ぶ方法はありますか?
はい、Azure Cosmos DBのドキュメントや関連する技術ブログを読むことで、整合性レベルの選択についてより深く学ぶことができます。また、実際のアプリケーションで整合性レベルを試したり、パフォーマンスや一貫性の違いを比較することも役立ちます。手を動かしつつ学ぶのがおすすめです。